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戦国茶闘伝―天下を制したのは、名物茶道具だった (新書y)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 190106 位
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| 参考価格: | ¥ 1,989 (消費税込)
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戦国武将にとっての「茶の湯」考(面白い!)
この本は、歴史好きにも、焼き物好きにも、ゲーム(『信長の野望』等)好きにも大変興味深く、楽しく読める本だと思いました。戦国時代を茶の湯という切り口からみるのは、ありそうで今までなく、しかし実は決して無視できるようなテーマでも無かったことに気付かされます。読み易いのに、それでいて、決していい加減な内容ではありません(巻末の名物茶道具の所在確認でも分かりますし、著者は茶道に関してかなり本格派ではないかと思いました)。
ただ1点、気になったのが、新田肩衝を信長が所有していた、という記述(P.79)で、他書では信長の手を経ていなかったことになっています(『茶人 豊臣秀吉』,P.156)(どちらが本当なんでしょう)。
私は、以前から、戦国武将が、茶道や茶道具に血道をあげることに違和感を感じてましたし、当時の名品と言われるような茶道具がいくつかを除いて、現在、必ずしも国宝や重文のような評価をされていないのをちょっと不思議に思っていました。
この本をきっかけに、つらつら考えるに、当時の武将らにとっては、オランダのチューリップバブルのような、茶道具バブルが起こっていただけなのではないか?という気が今はしています(ということは、歴史的バブルの最初は日本で、かつそのきっかけを作ったのが信長、ということになりそうな・・・!?)。
戦国時代は茶道具にまつわるお話
お茶の銘柄をあてる闘茶ではなく、名物と呼ばれる茶道具の争奪戦にスポットを当てる。いい加減書き尽くされたように思える戦国時代ものであるが、茶道具を中心に戦国時代を俯瞰するのは目新しい。「天下を制したのは名物茶道具だった」というのはいささか牽強付会ぎみな気がしなくもないが、実際に織田の部将の中には領地をもらうより名物の茶道具をもらった方が嬉しかった者もいたようだ。何時の時代でも多様な価値観というのは存在しえるのである。
割と面白い
戦国武将たちを「茶」の観点から、ああだ、こうだ。 切り口が面白い。
洋泉社
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